部屋の片づけの手順
整理収納アドバイザー 後藤 史恵(ごとう ふみえ)
NPOハウスキーピング協会2級認定講師、
整理収納アドバイザー1級、インテリアコーディネーター、
カラーコーディネーター2級、福祉住環境コーディネーター2級
片づけとともによく使われる言葉に「整理整頓」がありますが、この言葉でどんな作業をイメージしますか?
実はこれまったく異なる意味の言葉が合わさったものなのです。
整理=不要なもの、そこにあるべきでないものを取り除くこと
整頓=見た目をキレイに整えること
片づけの中で最も大事で最初に取り組むべきことは「整理」
例えばリビングテーブルの上に新聞や本、郵便物、コップ、つめきり、リモコンなどいろんなものが置かれていたとしましょう。それをまとめそろえてテーブルの隅に置く、これだけでは「整頓」です。
それぞれのモノを決まった場所に戻していくのですが、例えば新聞をラックに入れようとして一杯だったら縛って古紙に出さないといけませんよね。決まった量を超えそうになったら、不要なモノを捨てていく(整理する)ことまでやって片づけといえるのです。
片づけても、片づけても、すぐ散らかって困るというあなた、実は整頓ばかり一生懸命やっていませんか?定位置をちゃんと決めずになんとなく置いていて、テーブルの上が一杯になれば今度はリビングボードの上においたりしていませんか?それは片づけでなくて単なるモノの移動です。
モノがあふれた空間はどんなに整頓や掃除を一生懸命やってもすっきりした感じにはなりません。また掃除や整頓をする手間も整理ができてから行うと余分なモノを動かすことなくできるので、今までよりぐっと楽になるはずです。
エリアを限定して一箇所ずつ達成感を得よう
整理を最初にすべきことはお分かりいただけたと思いますが、部屋の中のどこから手をつけていいか分からないという声もよく聞きます。そういう場合は床やテーブルの上からやっていきましょう。
大面積の場所から片づけていくのは達成感が感じやすいほか、なによりもここにモノがあると移動や作業の邪魔になるからです。
出しっぱなしになっているモノで、決められた置き場があるモノは戻しますが、この置き場の中が片づいてないからといってそこに手をつけ始めてはいけません。とりあえず置いておき、今やっている場所が済んだらその場の整理に移ります。一箇所ずつやっていかないと、効率が悪いばかりか、達成感が感じられないので、片づけが余計嫌になっていきます。
また、捨てるかどうか迷うモノや定位置がないモノの扱いをそのつど悩んでいては作業が進みません。また、他の部屋に置き場があるモノをいちいち戻しにいくのも効率が悪いので、それらはダンボールやかご、袋などにとりあえずまとめておきましょう。
捨てるかどうか迷うモノをしまった箱などは、一ヶ月、半年など期間を定めて保管しておきます。その間必要になればそこから出せばいいですし、期間になっても出ていかなかったものは、不要なものと判断して思い切って手放しましょう。



