「リビング」へのアプローチ動線から考える
整理・収納アドバイザー 渋川 真希(しぶかわ まき)
整理収納アドバイザー1級/インテリアコーディネーター/
福祉住環境コーディネーター2級
今回、リビングの整理収納は、ちょっと視点を変えて『人の動きから考える散らからない工夫』についてお話をしていきます。
皆さんご存知の通り、リビングは家族が集う場所ですね。
人が集まる場所にはおのずと物も集まってきます。家族が外出先から戻ると玄関からリビングへ直行し、その結果、リビングの床やテーブル、チェストの上にバックやランドセル、お財布に携帯と様々の物が集まってきていませんか?
これから肌寒くなってくる季節には上着やコートまでもリビングに持ち込まれてソファーの上やダイニングチェアーの背に掛けられてしまうこともありますね。
では、それらがどうしたら片付くか?まずは玄関からリビングまでのアプローチ動線を変えてみましょう!
玄関から中継地点(寝室や洗面所など)を経由してリビングへ向かうように動線を変更し、習慣づけしましょう。
中継地点に動線を考慮した物の定位置を作るだけで、今までリビングに集まっていたものが所定の位置に片付くようになりますよ。
アプローチ動線から収納を考えるプロセスは以下の通り。
1. リビングに家族が持ち込む物をリストアップ。
2. リストから中継点(各寝室や洗面所など)に置ける物を検討する。
3. リビングまでのアプローチ動線を変更してみる。
4. 中継点に物に合わせた定位置を設置する。
5. 習慣付かない時はアプローチ動線に無理がないか見直しをする。
まず1については家族それぞれが必ずリビングに持ち込んでいるものをリストアップしてみましょう。
次に2では家族で話し合いをしてみて各自、自分の部屋へ置けるものは物が無いかを検討してみましょう。毎回、リビングから各自の部屋へ戻しているようなものがあれば、それらの物がターゲットになります。
3では無駄な動きをしなくていいように動線を考えて見ましょう。
例えば我が家の場合、子ども達は幼稚園から帰ってくると
1.玄関
↓
2.子ども部屋
↓制服を脱ぎハンガーへ掛け通園カバンを置き
↓カバンから洗濯物を取り出す。
3.洗面所
↓洗濯物を出し、手を洗う。
4.キッチン
↓お弁当などの洗い物を出す。
5.リビング脇の和室
↓洋服を出し着替える。
6.リビングダイニング
おやつ後にリビングで遊ぶ。
上記のような順番に動線と行動を変更してみます。
最初は面倒でも行動が習慣づけされると問題なく出来るようになります。
4の定位置を決めるでは中継地点となる部屋に今までリビングに持ち込んでいた物の定位置を作りましょう。定位置が決まることで元に戻すことも習慣付いてきます。
しかし、それでも習慣付かない時には5のように行動と収納場所に無理がないか見直ししてみましょう。
散らからないように工夫することが整理収納のテクニックです。
物を整理して使いやすいように収納することも必要ですが、日頃の行動動線をちょっと変えてみるだけで散らかることを防ぐことも出来るのです。
アプローチ動線が効率的になるほど時間にもゆとりが生まれます!
見直しして快適なリビングに近づけてみませんか?



