2009年5月アーカイブ
「爽やかな季節」を楽しみましょう~
インテリアコーディネータ 岡部 文絵(おかべ ふみえ)
インテリアコーディネータ/インテリアプランナー/カラーコーディネータ
◆ 「植物の持つパワー」を暮らしに取り入れましょう~
萌え出る若葉、小鳥のさえずり、吹く風も薫るさわやかな季節になりました。
この爽やかさを、インテリアにも取り入れてみましょう~
まず、窓の外に目をやってください。庭やベランダの、お花や鉢植えは元気ですか?
枯れているものや、元気がなくなっているものは取り替えて、室内からもよく見えるように配置しましょう。
植物の持っている自然の「生命力」が、それを見ているだけでも、わたしたちを元気づけ、癒してくれます。
また、毎日の水やりや葉の手入れといった、植物を可愛がり育てる行為が、生き物に対する慈しみと、心のゆとりを生んでくれます。
ガーデニングとまではいかなくても、お部屋に花や、観葉植物の鉢を飾ることで、"暮らしに潤い"が生まれます。
最近、ベランダや庭で、家庭菜園をする方が増えているそうです。
ミニトマトやハーブだって、可愛い鉢に植えると、ちょっとしたインテリアデコレーション。
キッチンの出窓に、お揃いの白い鉢に植えた、パセリとバジルが並んでいたら可愛いでしょ!
自分で植えて、丹精したものが、花や実をつけたときは嬉しくて、誰かに見てもらいたい! 味わってもらいたい!という気持ちになりますよね。
そんなときは、家族や友達を、ベランダやテラスに招いて、お茶やランチを楽しみましょう~。
いつもと違う場所でのお茶や食事が、新鮮な雰囲気で、よりいっそう楽しいものになりますよ。
◆ 素材を選んで「爽やかインテリア」
見た目のさわやかさ、肌に触れるサラサラ感、清涼感のある香りなど、わたしたちが「爽やかさ」を感じる素材、その多くは天然素材にあります。
見ただけでも「爽やかさ」を感じるのは、瑞々しい葉っぱに代表される「グリーン」です。部屋の中に、切り花や観葉植物があると和みます。ライムグリーンなどの明るい緑を、カーテンやクッションなどに使うと爽やかですね。今年は、大きな植物柄が流行っているようです。模様の中の1色を使って、オリジナルのタッセルリボンを作ってみるのも可愛いですよ。
肌に触れるサラサラ感といえば、シーツなどのリネン類、足に触れるラグ、マット類ですね。「パリッとのりが効いたシーツ」に包まれると、とっても気持ちが良いものです。
冬に使っていた、毛足の長いシャギーカーペットや、ウールのモコモコしたラグ、マットに替えて、「コットンでできた洗えるマット」や「ペーパーコードで編んだラグ」はいかがでしょういか?素足に触れる感触が爽やかです。
清涼感のある香りというと、新築の家で嗅ぐ「白木の香り」ではないでしょうか。
檜などから発する「フィットンチット」は、鎮静作用、清浄作用があるそうです。
また、「ラベンダーやローズマリーなどのハーブ」を、洗面室やウォークインクロゼットに置くと、その爽やかな香りが、虫よけにもなるし、気持ちがリラックスします。
ガーデニングや、家の周りを手入れする良い季節です。
お日さまの光りをいっぱい浴びて、家の外から中へ「爽やかさ」を呼び込みましょう~
気持ちよくモノを手放すための考え方のヒント
整理収納アドバイザー 後藤 史恵(ごとう ふみえ)
NPOハウスキーピング協会2級認定講師、
整理収納アドバイザー1級、インテリアコーディネーター、
カラーコーディネーター2級、福祉住環境コーディネーター2級
先日行った講演会のアンケートでこんな質問をしてみました。
あなたの家が片付かなくて困っている最大の理由は何ですか
以下から3つ選んでください。
ア 収納スペースが足りない イ 収納の使い勝手が悪い
ウ 整理の仕方や片付け方がわからない(何から手をつけていいかわからない)
エ 忙しくて片付ける時間がない オ 家族が非協力的(主婦が一人で片付けている)
カ モノがたくさんありすぎる キ モノを捨てることができない
あなたならどれを選びますか?
ちなみにほとんどの人がウ、カ、キの組み合わせに○を付けました。皆さん片付かないのは収納の問題でないことわかってらっしゃいます。モノがたくさんありすぎる、捨てることができないのが原因だと。
モノを手放すことには心の痛みが伴います。私たちは子供のころからモノを大切にしないといけないと教えられてきました。
ところで、モノを大切にするということは大事にとっておくことなのでしょうか?
私は違うと思います。モノを本当の意味で大切にするのは使ってこそです。
「いいものだから、高かったから手放すのがもったいない」とためらう声を聞きます。
しかし、使うあてもないものに貴重な住まいのスペースを割いて暮らしの空間がどんどん狭くなり、またモノを維持管理するために手間や時間がかかり、心のゆとりまで失っていく、それこそ一番もったいなくないですか?
モノの購入代金に比べるとわかりにくいですが、家の空間だって実はタダではありません。賃貸の人は家の面積に対する収納スペースから家賃のうちいくらが収納に支払っているか計算すればすぐわかります。持家だって建築費用や固定資産税がかかっています。
また 片付けにかかる時間を時給で計算したら結構払っています。勤めている人は実際の時給で、そうでない人はその地域の最低賃金で計算してみましょう。ちなみに私の住んでいる静岡県は711円。1分当たり12円です。毎日片付けや探し物にかかる時間が5分だとしたら一日60円。一ヶ月で1800円にもなります。
高かったからと言って使いもしないものを後生大事にとっておくと、維持管理コストがかさんで余計高くついてしまいます。
それにいいものなら余計にリサイクルショップに持っていくなりして再活用の道を探してあげたほうがモノも喜ぶでしょう。
たぶん手放す時に一番心が痛むのが買ったけどほとんど使っていないモノたち。よく使い込んだものなら気持ちよく手放せるでしょうが、使っていない後ろめたさがあります。でもそのモノたちの役割は本来の使い方ではなくて、買い物の楽しさや手に入れた時の喜びで十分役割を果たしていると割り切りましょう。
一番良いのは本当に使うモノ、気に入りのモノだけでシンプルに暮らすことなのですが、これは自分のライフスタイルや好みを知りつくさないとできないこと。その間の紆余曲折は誰もが通らなければならない道です。
買ったけど使わなかったモノの代金はシンプルライフにたどりつくための授業料(私も相当高い授業料を払ってきています)、モノを手放す痛みはそのためのレッスンと考えみたら、少しは前向きに考えられるようになると思います。
「夏の中掃除」のススメ
ハウスクリーニングアドバイザー
高橋 敬子(たかはし けいこ)
NPO法人ハウスクリーニング協会理事
皆様こんにちは、本格的な夏が到来ですね!
毎日暑い日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか?
「まぁ、ちゃんと。」スクールでハウスクリーニングを担当している私としては、ぜひこの時期に「夏に中掃除」というお話をしたいと思います。
本来「年末大掃除」は、もともと神棚や仏壇のすす払いをする信仰行事が、江戸時代末期頃から民衆で慣習化されたものが、現在も引き継がれてきたものといえましょうか。
ただ、慣習は引き継がれても時代と共に住環境や生活スタイルは大きく変わってきました。
そろそろこの辺で、皆さんと一緒に平成の「大掃除・中掃除」という変革を築き上げていきたいと思うのですがいかがでしょうか...!!
一昔前の木造の住宅から鉄筋コンクリートなどのような機密性の高い住環境では、こまめな汚れを溜めないお掃除が必要となります。
また、女性の社会進出で共働き世帯や核家族が増えてきたことも意識変革が必要になってきていると思います。
では、どうして「夏」に中掃除なのでしょうか?
夏である7,8月は、ちょうど1年の中間で大掃除と大掃除の間であるからです。
その中間に行うメリットとは...
1、汚れは、溜めれば溜めるほどこびり付き除去するのが大変になってしまいます。
一度中間である「夏」に、リセットしておくと、何かと忙しい年末に行う大掃除がぐ~んと楽になります。
2、秋に多く発症するといわれる喘息予防に!
喘息の要因ともいわれる'カビ、ダニ(主にコナヒョウダニ)'を、この時期に中掃除をすることで被害を最小限に抑えることがでます。
ダニは、カビを餌とします。そのカビ、ダニは、この「夏」前の季節「梅雨」にとても繁殖し、やがてダニは9~10月に死骸が多く発生します。その死骸が喘息の要因ともいわれています。
ですから、夏のこの時期に「カビ、ダニ」退治をしておくことで、健康面においても効果があるというものです。
3、窓ガラスサッシや網戸
すぐ暗くなってしまう寒い冬の時期に掃除するより、水を使って気持ちのいい暑い夏のこの時期に掃除をした方が、快適に楽しく掃除ができます。
また、冬に比べ日が長いので明るい間に掃除ができ、拭きムラのないキレイなガラス掃除ができます。
4、換気扇やガスレンジまわり
汚れの固まりも、気温が高いことで緩みやすく取れやすい状態になっています。
確かに夏は、エアコンの効いた部屋でじっとしていたい気もします。
...が、1日だけでも思い切って汗をかき、部屋も身体もリフレッシュしてみませんか?!
気持ちいいことがわかっていただけたら、春と秋の「小掃除」にもトライしてみてください。年末大掃除はバタバタしなくて済みますよ!



