整理収納上手は旅上手
整理収納アドバイザー 後藤 史恵(ごとう ふみえ)
NPOハウスキーピング協会2級認定講師、
整理収納アドバイザー1級、インテリアコーディネーター、
カラーコーディネーター2級、福祉住環境コーディネーター2級
待ちに待った夏休みです。
みなさんはこの夏はどこかに出かけられる計画はありますか?
家の片付けをテーマにした講演会で終了後に会場から質問を受け付けたところ、真っ先に手を上げたご婦人から「旅行バックの中のうまい収納法」を尋ねられたことがあります。最初面食らったのですが、よく考えたら旅の荷造りも家の片付けも同じことに気がつきました。
整理収納の基本は不必要なものを取り除くこと。
本当に必要なものだけを使用場所や頻度、目的などで分類して、適した場所に適したやり方で収納していきます。旅の荷造りの手順とまったく同じです。
このご婦人もよく話しを聞いてみるとあれもこれもと欲張って持って行きすぎのようで、基本中の基本でつまづいていました。
仲間で一泊の旅行に行く時に、小さなかばん一つで身軽な人もいれば、大きなかばんに小さな手提げまで持っていて重たそうな人もいますね。
どうして持ち物の量にそんな差がつくのでしょう?人により必要なモノが違うのも確かですが、本当にないと困るものはそれほど差がないはず。それは「あれば便利・安心」というモノの差ではないでしょうか。
たくさん持てば確かに旅先でも愛用の品が使えたり、もしもの不安から開放されるメリットはあります。でもその一方かかばんの中がいっぱいでモノがサッと出せない、重くて疲れてしまうデメリットも。
先ほどのご婦人も宿での帰り支度に手間取って集合場所に行くのがいつもビリなのをなんとかしたいと相談してきたのでした。
家の片付けも同じでモノが増えればふれるほど、それを収納するスペース、維持管理する時間や手間は比例して増えていきます。片付けに終われない時間のゆとりや広い生活空間がほしければモノを処分して減らすか、処分できないなら家の外に収納場所を作るか借りるかです(でもそれにはお金がかかりますよね)。
何かが出っ張れば、どこかがへこむという具合です。
せっかくの旅行も荷物を持っての移動で疲れて楽しめなかったら本末転倒。
何が一番大切か優先順位をつけながら判断する。
これは旅行の荷造りにも、家の片付けにも共通する課題です(もっと大げさにいうと人生は日々選択の繰り返しですね)。
この夏は旅支度をしながら優先順位のつけ方を見つめなおしてみませんか?



