2009年10月アーカイブ
苦手なことを知ると出来ること
整理・収納アドバイザー 渋川 真希(しぶかわ まき)
整理収納アドバイザー1級/インテリアコーディネーター/
福祉住環境コーディネーター2級
今回は片づけたいと思いながら、なかなか片づけられない方へのメッセージです。
片づけたい人は「なんとかしたい!」と思っているから、色んな収納本や雑誌の収納特集をみつけると、思わず飛びついてしまうということも多いのでは?!
しかし、そこに書いてある内容だけでは皆さんの収納問題は簡単には片づかないことが多いようです。
なぜなら・・・
・ 本を読んでも自分の苦手とするところがわからない。
・ どんな収納を目指したらよいかわからない。
・ どうしたら目指すべきところへ近づけるのか、その手順を自分の家に落とし込めない。
中にはご自分で気付いて、問題点をひとつひとつクリアーしていき快適な生活を手に入れられる方もいらっしゃいます。
ですが、多くの人たちはご自分の収納の問題点(出来ていない部分や苦手なこと)に気付けないでいます。
出来ないわけではなく、知らないから出来なかっただけで、自分の問題点が理解できて、目標が明確になり、そこへ辿り着くまでの手順がはっきりすれば、多くの方々は自分の思う快適な収納へ近づいて行けます。
【苦手を知るチェックリスト】
1.いろいろな物が入っている引き出しの中を整理して、物の分類や関連付けが迷わずに出来る。
2.収納スペースや引き出しの中を目的ごとに区切って使うことが出来る。
3.いつも最適な収納用品や家具を選ぶことが出来る。
1が出来ない人は物を基準に沿って分類することが苦手です。
例えば、薬箱の中ならこんな分け方
塗り薬や湿布、目薬などの〈外用薬〉
胃薬、風邪薬などの〈内服薬〉
絆創膏、ガーゼ、テープ、包帯などの〈救急用品(消耗品)〉
ハサミ、ピンセット、毛抜き、体温計などの〈道具類〉
他にも綿棒、つめきり、水枕、カイロなど・・・。
分け方やまとめ方は使用頻度や使い方によっても変わってきます。
お子さんがいて、よく小さな怪我をしてくる場合には救急セットとして消毒液、絆創膏、ガーゼ、テープとまとめた方が使いやすいこともあります。
他にも体温に関するものとして、体温計、カイロ、熱さましシートや水枕をまとめることも出来ますね。
分けることが苦手な人は使っている物にどんな種類があるのか考えて大きく分けて、次に良く使う物でまとめ、一緒に使う物(持ち出し用の救急セット等)でまとめてみることから始めてみると良いでしょう。
次に2が出来ていないという人は空間を仕切ったり、区切って考えたりすることが苦手です。
空間を仕切ると秩序が生まれ、モノの適量が決まり、定位置まで決まります。
例えばクローゼットの中も空間を切り取って考えましょう。右側はオンシーズン、左側はオフシーズンと季節で分けたり、使う人で分けたり・・・。更に上段、中段、下段、右、左、奥、手前など場所ごとや部屋のコーナーごとモノの配置を考えて、「ここには何を入れる」と決めてゾーンごとに収納計画を立てることをゾーニングといいます。
このゾーニングが決まると、探し物が格段に減るはず!
区切ることや仕切ることが苦手な人は収納を大きな空間から、コーナー、収納家具、引き出し1段やカゴと小な部分へと、大から小へ考えていくことが大切です。しかし、大きいところから考えるのは大変だなと感じたら最初は引き出しの中を仕切ることから始めてみるだけでもOKです。
3が出来ない人は、見た目で家具や収納用品を選びがちです。
収納用品を選ぶときは「何かに使えそう(便利そう)」「見た目がスッキリして良さそう」から入るのではなく、何をどのように入れるかから決めて、入れたい物のサイズを測り、それらが納まるサイズのものを選ぶようにしましょう。継続して片づけられるようになるには、見た目の前に、まずは機能性を満たしているかが重要です。
これらを知ることだけでも、出来ることは沢山あるはず!!ぜひ苦手な部分の改善チャレンジしてみてください。
でも「自分ひとりでわからないわ」と思われたら、そんな時は整理・収納コンサルティングサービスでプロの力をかりてみるのもひとつの解決方法です。
きっと、今まで気付かなかった苦手なことがわかり、出来ることに変わります。
少し早いと思われるかも知れませんが、来年のスッキリ生活を目指すなら今から始めるのがグッドタイミング。今から少しずつお家の中を使いやすく快適な空間へ近づくよう「苦手なことを出来ること」に変えてみませんか。
雨の日の過ごし方
インテリアコーディネータ 岡部 文絵(おかべ ふみえ)
インテリアコーディネータ/インテリアプランナー/カラーコーディネータ
◆今日は朝から雨、こんな日はお家で・・・
予報通り、今日は朝から雨。こんな日は皆さんどうしていますか?
「せっかくの日曜日なのに、これではどこにもお出かけできないわ」って嘆かないでください。
雨の日ってなんだか静かで、ゆったりした気分になりませんか?!
少し朝寝坊をして、遅めの朝食が済んだら、お部屋の模様替えをしてみませんか?
ダイニングテーブルの位置を変えてみる、ソファーの向きを変えてみる、たったそれだけで、随分お部屋の雰囲気が違ってきます。
「もう、この向きしかない!」って思いこんでいたソファーの位置を、テレビ中心からお庭の緑がよく見えるようクルッと90度回転させたら、なんだか新鮮!
なんとなくいつも点けっ放しのテレビを消して、外を見ながらお茶を楽しむムードになってきた。ソファーが間仕切り代わりとなって、子供たちの遊びコーナーになった。など思わぬ効果が上がることもあります。
時間がゆったり流れる雨の日は、お菓子作りも楽しい!
普段は作らない手の凝ったお料理を一日掛けて仕込むのも、雨の日ならでは。
キッチンから流れてくるおいしそうなにおいに、みんなも幸せな気持ちになります。
サボっていた部屋の片づけや掃除、雨の日にすると好都合なこともあります。
湿気が窓に露を作っているのを利用して、室内の窓ガラスを磨く!
好きな音楽を聴きながら、引出の中を整理する!
◆雨の日に楽しい外出先
雨の日だって、楽しい外出先はあります。
例えば、
美術館・水族館・プラネタリュウム・・・
雨の日は空いていて、ゆっくり見て回れます。
常設展しかやっていない時でも、美術館のレストランで、雨に濡れた景色を見ながらゆったり食事を楽しむ。とってもリッチな気分になれます。
美術館には、おいしい食事ができるおしゃれなレストランを併設しているところが多いんですよ。
観音崎にある、海が見える横須賀美術館のイタリアン、沖を行く船を眺めながら・・・
おしゃれなお店がたくさん集まったミッドタウンの中にあるサントリーミュージアム
黒川紀章デザインの東京都新美術館、たくさんの美術書が閲覧できる図書館もお勧めです。
御殿山にあるモダンアートの原美術館で、庭を見ながら二人で優雅にお茶はいかが?
などなど
雨の日の外出は、大人のムードで、ちょっとリッチに過ごしてみませんか?
住まいと健康
ハウスクリーニングアドバイザー
高橋 敬子(たかはし けいこ)
NPO法人ハウスクリーニング協会理事
皆さん、こんにちは。
ハウスクリーニング担当の高橋敬子です。
さて、今回は「住まいと健康の関係」をお話をしたいと思います。
「健康」というと、運動や食事に気をつける方は多いと思いますが、実は「住環境」にもとても密接な関係があります。
もうおわかりですよね?!そうです、ハウスダスト...つまり'カビ・ダニ'の発生です。
そしてそれが、アトピーや喘息の健康を害す要因となるといわれています。
小さなお子様やお年寄りの方はとても影響を受けやすいので、これからの住環境にはとても気をつけなければいけない時代となりました。
その因果関係は、以下のようになります。
防犯防音対策及び空調機器の発達により、機密性の高い住宅構造となってきていること。
→機密性が高い住宅構造により、住む人にとっても1年中'暑からず寒からず'の室温が保てる。
→それは、カビやダニにとっても快適な環境となる。
そして、「カビ」の栄養源となる'埃'を除去しないことで、ますます「カビ」にとって繁殖しやすい環境となります。そして、次はその「カビ」を餌とする「ダニ」が繁殖していきますます悪循環!
ところで、その「ダニ」にもたくさんの種類がいます。
私達の健康を脅かす一番の種類は、'ヒョウダニ'に属する種類です。
'ヒョウダニ'は、人を刺しません。
我が家では、刺されたことがないのでダニはいないようだ、と安心してはいけません。
'ヒョウダニ'は、6~7月に繁殖し8~9月に死にダニが増えるといわれています。
喘息の要因は、その'ヒョウダニ'に死骸にあるといわれています。秋に喘息患者が増えるのもうなずけます。
浮遊しているカビやダニは肉眼ではわからないため、『埃では死なない』伝説でついつい「お掃除」を後回しにしやすいですが、現代の住環境こそ見直されなければいけない家事の一つだといえましょう!
どんな薬や高いサプリメントよりも、実は住まいの環境を改善することでだいぶやわらげられることもあるのです。
特にカビの発生しやすい「水周り(キッチン・トイレ・浴室)」やカビの胞子を撒き散らす「エアコン」のお掃除を見直すことをオススメいたします。
大掃除前の中掃除として、この時期に一度お部屋を点検してみるのはいかがでしょうか!

