自分たちでもできる『地震対策』
インテリアコーディネータ 岡部 文絵(おかべ ふみえ)
インテリアコーディネータ/インテリアプランナー/カラーコーディネータ
この夏は、早朝に震度5を記録するような地震があり、タンスが倒れたり、モノが落ちてきて、家の中でケガをする人が多くいましたね。
昼間起きているときは、とっさに逃げることもできますが、寝ているときの地震には、日ごろから家具の固定や配置を考えて、地震に備えておくことが大切です。
専門家による地震対策以外にも、自分たちでできる地震対策があります。
「安心・安全な住まい」のために、具体的な対策をご紹介いたします。
◆ 家具の転倒・落下を防ぐ工夫

1. タンス・食器棚
・支え棒で固定(床とタンスの間に免震ゴムを手前に入れるとよい)
・ガラス扉には飛散防止フィルムを貼る
・食器棚など両開き扉には、扉が開かない止め金具を付ける
・天井との隙間ができないよう高さが調整できる箱を入れる
2. 本棚
・隙間なくギッチリ本を詰める
・本が飛び出さないよう、バンドなどを掛ける
・本棚同士横をビスで連結する
・本棚が、壁などに当たって完全に倒れないような配置にする
3. 照明器具
・シャンデリアなど吊下げ式の照明器具は、チェーンと金具を使って数か所止める
・蛍光灯は、管の両端を耐熱性のテープで止めておく
4. ピアノ
・本体に丈夫なテープを巻き付け、柱などに金具で固定する
・脚には専用の滑り止め金具を付ける(和室用と洋室用がある)
5. 暖房器具
・ストーブは耐震自動消火装置が付いたものにする
・周辺に燃えやすいものを置かない
◆ 日ごろからの備えが大切
6. 水・食糧などの準備
・緊急袋などに、飲料水・乾パン、ラジオ、懐中電灯、衣類など準備しておく
・地震になると断水することが多いので、水道が出る内に、バスタブなどに溜めておく
7. 非難場所の確認
・家族で防災会議をして、非難場所などを決め、その経路を確認しておく
・ラジオやテレビで情報を収集しておく
・町内会などで催す避難訓練などに参加して、近所の人々との流を深める
◆ 地震が起きたら
・急いでテーブルの下や家具の少ない部屋に移動する
・揺れが大きいと、ドアや窓が変形して開かなくなることがあるので、
揺れの合間をみて逃げ道を確保しておく
・調理途中なら直ぐ火を消し、ガスの元栓も閉めておく
・電気もブレーカーを切っておく
来年あたりは「東海地震」が発生するかもしれないと言われています。
普段から地震に対する備えをしっかりして、安全・安心な住まいにしましょう。

