部屋を素敵に演出するディスプレイの基本
整理収納アドバイザー 後藤 史恵(ごとう ふみえ)
NPOハウスキーピング協会2級認定講師、
整理収納アドバイザー1級、インテリアコーディネーター、
カラーコーディネーター2級、福祉住環境コーディネーター2級
おしゃれで居心地のいい部屋づくりの第一歩は片づけです。
どんなに素敵な家具や雑貨があってもいろんなモノがごちゃごちゃしていては、何も引き立ちません。
今回は片づけがひとまずできたとして、部屋を素敵に演出するディスプレイの基本を紹介します。
部屋の顔をつくろう
顔を作る場所やその演出の仕方で部屋の見た目の印象は大きく変わります。
顔にはディスプレイコーナーや見せる収納を設けておしゃれに演出して視線を集めましょう。うまくそこに視線を誘導できれば他の場所が多少ごちゃごちゃしていてもあまり気にならなくなります。
部屋を広く見せたいときは、部屋の入り口から見て最も遠い場所に設けると、視線の通る距離が延びるため広く感じられます。そのほかにもソファーなど自分がいつもいる定位置から効果的な場所を探してもいいでしょう。
ちなみに人間の視線の高さは立った状態で約150センチ、ダイニングチェアなどに座った状態で約120センチです(ソファーなどの低い椅子はそれよりは低くなります)。その高さに絵を飾ったり、見せたい小物を持ってきたりするとよいでしょう。
小物は全て飾らない
かわいい雑貨やおしゃれなインテリアグッズを好きで集めている方も多いでしょう。
でもお店にあった時は素敵だったものが我が家にもってくると全然よくみえない。家(建物)が古いから、部屋が今どきの内装でないから仕方がないと諦めていませんか?
雑貨やインテリアグッズが素敵に見えない最大の原因は、たくさん飾りすぎだからです。
モノは余白があるからこそ引き立つのです。たくさん飾るとお互いに良さを打ち消し合って目にうるさい印象しか残りません。
持っているもの全部並べ、そのままずっと出しっぱなしという方が多いのですが、今回はコレとコレとコレというように選んで、時々交換することをお勧めします。
映画監督にでもなったつもりで季節やその時の気分でテーマを決めてキャスティングしてみましょう。
またこの時に飾るもののテイストにも意識を向けましょう。
テイストとはそのものの醸し出す雰囲気とでもいいましょうか。少し分かりにくいですが、ガラスやアクリルなどのクリアな素材でモダンなテイストな雑貨と、木や籐素材でアジアンテイストの雑貨では醸し出す雰囲気が全く違いますよね。
センスアップの近道は「自分の好きを知る」こと
小物をテイスト別に分けることをしていると、多く集まっているテイストと少ないテイストがあるのがわかります。一番多いものがあなたか最も好きなものでしょう。
これはモダンとかカントリーとかデザインのテイストだけでなく、木や籐など自然素材のものが多いとか、色はブルーが多いとか、丸みを帯びた形のものが多いとか、いろんな現われ方をしますが、この作業をとおして自分の好きな感じがだんだんわかってきます。
「自分の好きなテイストを知る」これがセンスを磨く一番の練習。
センスのいい部屋というのは芯があるというか、何か一本貫くテーマがあるもの。その芯を作るためにも、漫然と小物を買い求めたり、飾るのでなく、もう少しテイストを意識してみるとよいでしょう。



