2010年4月26日 13:00

「モノを持つ量」考えたことありますか

 
後藤 史恵(ごとう ふみえ)

整理収納アドバイザー 後藤 史恵(ごとう ふみえ)

NPOハウスキーピング協会2級認定講師、

整理収納アドバイザー1級、インテリアコーディネーター、

カラーコーディネーター2級、福祉住環境コーディネーター2級

整理収納の極意は定量・定位置管理です。

モノを持つ量を決めてむやみに増やさないこと。

決めた置き場から出したら戻す、それだけ。

実に単純明快!

 

でもそれができないからみなさん苦労しているのですよね。

セミナーでこの話をすると「モノを持つべき量なんて考えたこともなかった~」という声がよく聞かれます。

 

先日のセミナー終了後に定量管理の必要性はわかったが、どれぐらいモノを持てばいいのかという質問を何人かから受けました。

「例えば下着とかどれぐらいあればいいのでしょう?平均的にみんな何枚持っているのですか?」と純粋に尋ねてくる人までいました。

考える目安が欲しい気持ちはよく分かるのですが、こういう質問は実に困るのです。

長旅でもパンツ2枚を毎日交互に洗ってはいて通したという話も聞きます。

究極的にはそれも可能なのでしょうが、日常的には少しせわしない。まぁ5枚もあればいくら長雨で洗濯物が乾かなくてもローテンションはできるでしょうか・・・。

では「パンツは5枚あればいいです」。そう私が言い切ったら、みなさん納得して実行できますか?

多くの人にとって答えはYESではないと思うのです。

おしゃれ好きな人にはそれは耐えられないことでしょう。下着コレクターでなくてもアウターにあわせて下着も変えることはもはや日常的です。

また、おしゃれに無頓着でも仕事やスポーツで汗をかき一日何度もシャワーを浴びる人なら一日に何枚も使うでしょう。

たとえパンツまで汗で濡れてなくても一度脱いだものをはくは嫌という人もいます(日帰り温泉に仲間と出かけた時の荷物の差はこういうところからきていると思うのです)。

 

自分にとってどれだけの量が必要かというのは十人十色。各自のライフタイルや趣味や価値観で異なるのです。答えは自分で見つけるしかないのです。

 

 

でも定量を考える目安が欲しいという人に一つ朗報があります。

自分が暮らすのに必要と思う量という考え方もありますが、「収納スペースに納まる定量」「楽に維持管理できる定量」という決め方もあります。

だいたい必要と思う量に対して、収納できる量や維持管理能力が超えているから問題が起きているのですから、こちらの方がお勧めです。

このとき大事なことは収納スペースに目いっぱいの定量を出すのでなく余裕を持たせておくこと。

維持管理能力もがんばって対応できる量でなくてほどほどでできる量であること。

どちらも最大値の70~80%程度にしておきましょう。

でも厳密に全てのものを7~8割としなくてもいいと思っています。部屋の中全体でそれぐらいになればいいのではとゆるく考えています。自分の好きなものやこだわっているものはどうしても減らせない場合もありますから。

その場合は無理しなくてもいいけど、その分他のモノを減らして補いましょう。

 

 

こちらコラム_整理収納「『モノを持つ量』考えたことありますか
ちなみに私のキッチンには鍋は大小二つしかなく、フライパンもヤカンもありません。お茶を飲みたかったらそのつど小鍋で湯を沸かします。調理道具も少ないです。

私は料理が趣味で食べることも大好き。どうしても調味料類が増えてしまうので単身用のアパートの狭いキッチンに対応するため調理道具は極力持たないようにしています。

調理器具は工夫次第で使いませるけど、調味料はこれでないとこの味は出せないというものがありますからね。

でも昔は鍋もたくさん持っていました。スペースに応じて暮らしていくうちに今は鍋二つが暮らしに必要な適量にもなったわけです。

 

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