2011年6月 6日 13:00

シンプルと美しい

中田 香苗(なかだ かなえ)

整理・収納アドバイザー 中田 香苗(なかだ かなえ)

整理収納アドバイザー 1級/プロフェッショナルコーチ

ベストセラー「シンプルに生きる」 変哲のないものに喜びを味わう
ドミニック・ホーロー著 (幻冬舎)の一文に惹かれました。

シンプルとは、「美しいもの」と「適切で便利なもの」との完全な一致を意味します。

シンプルは美しい
私の場合、シンプルとは綺麗という言葉を使っていました。
美しいとは、あの人は美しい人だ!というように、人に対して使っていることが私の場合多いようです。
でも、シンプルと美しいはイコールではない!と思っている訳ではありません。
シンプルのとらえ方は、人によって若干違いがあるのではないでしょうか?

辞書で引いてみると、
シンプル・・・単純なさま。飾り気やむだなところがなく、簡素なさま、とあります。

私の場合、シンプルの捉え方はスッキリと無駄がなく楽であること。
シンプルに暮らしたいと、本来面倒くさがりの私は思っています。

そんな風にシンプルと美しいの二つの言葉が気になっていたところに、地元の新聞(静岡新聞)に掲載されていた「健康で美しく生きる!」 湯浅景元教授(中京大学スポーツ科学部)の記事に出合いました。

「美しい」というのは、「さっぱりして余計なものがないこと。」
長い間生きていると余計なものを溜め込みがちですが、美しく老いるためには、物も体も自分が扱える範囲内にとどめる方がいいのです。
(美しく老いるためのどこでもエクササイズ・文章の冒頭より。)

美しいという言葉に意志を感じ、美しく生きるために!の美しくってステキだわ~と新たに思う機会となりました。

こちらコラム_整理収納「シンプルと美しい」シンプルで美しいといえば、日本の床の間です。

床の間には、非日常の空間があり日本のおもてなしの心があります。
季節感が際立つシンプルな空間。日本人特有の五感が開く気持ちがします。
最近では、床の間のないお宅も多いので、この考え方をどこかに用いてみるのも楽しいおもてなしの一つですね。
自然を取り入れ、生かす心を感じる空間は装飾品だけが主役ではない美しさが素敵です。

モノも心もシンプルに美しく
シンプルに暮らしたくても、モノとの付き合いが難しいと感じている方も多いようです。
物質社会の中で暮らしているからこそ便利であり楽しみもあり、逆に煩わしさもあり諦めている方もいるでしょう。
今使わなくても、もしかしたら、使うかも?と思っていると、手放すモノはありません。
壊れているモノさえも、何かしらに使える?と、全てそのように考え出したら、モノで埋め尽くされてしまいますね。
スッキリ暮らしたいのに・・・。いろんな思いが邪魔をします。

もしかしたら?ではなく、「今を考える」事、整理収納では今を軸に考えます。
今と言われても、やっぱりネ。と 悩んでしまう方もいらっしゃるでしょう。
今を考えるとは 「自分の気持ちを一番に大切に考える」ことだと私は思っています。
モノよりも、自分以外の人よりもまず自分の気持ちにシンプルに!ですね。

人は、「ねばならない」の自分の思い込みの枠が一つや二つはあったりします。
それは普段何もない時は隠れています。ある時それが重荷になる時もあり、自分にとって扱いが厄介な時もあります。
私も、「ねばならない」という思い込みに気づく機会があり、ちょうど手放したところなのです。
こんなにも、シンプル好きな私は、 自分自身を見直したり、静かに思考や心の棚卸をする代わりとして、モノや暮らしをシンプルにしているのかも?と、我が身を振り返りました。
私こそまだまだシンプルにしたいところが沢山ありそうです。心も美しくを目指して!

シンプルであることは美しいについて考えてみました。皆さんにとって、シンプルとはどんな捉え方でどんな意味がありそうですか?
私は無駄なく整った空間に凛とした美しさを感じます。


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