2011年8月アーカイブ
2011年8月29日 13:00
青について
カラーコーディネータ すずか ちはや
日本色彩学会会員 / 日本メンタルヘルス協会認定カウンセラー
青と言ってもさまざまな色がありますが、昔から日本には「さわやかさ」「すがすがしさ」「りりしさ」などのイメージを強くもたれていることが多いようですね。
今回はその「青」についてのお話です。
カラーヒーリングでの「青」は、「心が静かな」「冷静」「穏やか」「知的」「平安」「繊細」「ゆるぎない」「勇気」などのプラスのイメージと、「テンションがあがりにくい」「自身がない」「内向的」「閉ざされた心」「感情を伝えられない」などのネガティブなイメージももっています。
日本人の青好きは世代も関係ないようです。
最近の子ども達の好きな色の傾向も幼児期に人気の暖色系の「ピンク」「オレンジ」「黄色」から、小学生・中学生など青年期になると「水色」「青」「紺」「黄緑」などの寒色系に変化していきます。
もちろん小さいころから「青系」が好きな男の子も多いのですが、女の子は「ピンク」から「青・緑」「水色・黄緑」を好むようになる傾向が強くなってきています。
やはり、心と体の成長とともにホルモンの変化が伴い、精神的嗜好を変化させていくと考えられています。「青春時代」とはよく言ったものです。
不安定な青の持つネガティブなイメージがこの世代の精神状態にマッチしています。
また「青」といえば、サッカー日本代表のユニフォーム「サムライブルー」。各国の代表ユニフォームをみると、自国の国旗の色をベースに配色されているものが多いのですが、日本の国旗「日の丸」色をベースに作られていません。
昔からサムライは「青・藍」を好むことが多く、武士道精神と青のイメージがつながり、青をまとうことで、精神性を保持するという効果も考えられています。新撰組の装束にも青(浅黄色)が使われていましたね。
また、日本サッカーの歴史上、日本代表が初参加した1936年ベルリンオリンピックで、当時の優勝候補スウェーデンを第1回戦で破り、「ベルリンの奇跡」と呼ばれたその時のユニフォームの色がブルー。
ブルーは日本代表のラッキーカラーでもあります。
青を選んだ理由として「日本の国土を象徴する海と空の青」と説明される事が多いようですが、日本人の精神性を語る青を感じることができるからこそ、日の丸カラーを使っていなくとも、納得できる国民のようです。
カラーヒリングの効果を昔から活用していると考えたくなる日本人の「青」。
日本人らしい精神力は青を使うことで、追い風になっているのかもしれませんね。
2011年8月22日 13:00
視点を変えれば整理収納は上手くいく!
整理・収納アドバイザー 渋川 真希(しぶかわ まき)
整理収納アドバイザー1級/インテリアコーディネーター/
福祉住環境コーディネーター2級
今回はそんな時に役立つように物を収める、収納を考える時の「視点」についてお伝えいたします。
皆さんは収納を考える時、何から見ていきますか?
収納用品や収納方法から?
多くの方は収納を改善しようと思った時にそこに「どう収めるか?」その方法ばかりに気をとられてしまい、そのことだけに視点が集中しがちです。
そうすると使う時のことを考えていないので、せっかく頑張って片づけても数日後には、また散らかった状態に逆戻り...はたまた、なんだか使いにくい...なんてことが起こり何度も同じことを繰り返す羽目になってしまっていませんか?
ではそこから抜け出してお片づけを成功させるためにはどうしたらよいのでしょうか?
それはどう収める?という「方法」ではなく、どう使う?という「行動」に視点を変えて考えていく必要があります。
例えば、何かを取り出す時の動作。立ったままの姿勢で取り出すのか、座った状態で取り出すのかでも定位置を考える時に最適な物を収める高さは変わってきますね。
もっと具体的に食器棚の例で考えると「お皿は2種類以上重ねない。」「同じ種類の食器は奥から手前に並べる。」という収納方法があります。これも使う時の行動を考えてのこと。
何種類ものお皿を重ねると取り出すために多くの手間が必要になり、結果、下にあるお皿はめったに使わないなんてことになりかねません。
グラス類を並べる時は奥から手前に向かって並べるだけで必要数をスムーズに取り出せます。
このように「行動」から見ていくことで行動にかなった収納「方法」が見えてきますよね。
他にも身支度をするという行動ひとつを取っても家族で違いがあるはず。
身支度がどこの場所からスタートし、何から身につけて、最後に身につけるものは何か?等あらためてご自分を含め家族の行動を観察してみてください。
「行動」から見ていくことで、今まで気づかなかった問題に気づけるようになります。
また「行動」から見ていくので改善策も見つけやすいのです!
今まで「方法」ばかりにとらわれて上手くいかなかったのなら、ぜひ「行動」に視点を移して、自分の行動に合った無理のない物の定位置や収納方法を見つけて欲しいと思います。
2011年8月15日 13:00
エコで涼しく
インテリアコーディネータ 岡部 文絵(おかべ ふみえ)
インテリアコーディネータ/インテリアプランナー/カラーコーディネータ
この夏は『エコで涼しく』をテーマに、様々な工夫で、家庭での節電に協力しましょう。
◆扇風機を賢く使う
日本家屋は「夏を旨とすべし」と言われるように、寒いのは我慢できても、蒸し暑い日本の夏は厳しい、冬の寒さより「夏を涼しく快適に過ごす工夫」が大切だとされてきました。
夏、過ごしやすい家とは、第一に「風通しが良い」ことを言います。
今年は、多くのご家庭で扇風機が見直され、新たに購入された方も多いと思います。
直接風を当て、涼しくするのが一般的な扇風機の使い方ですが、「風通し」「気化熱」という言葉 をキーワードに、さらに涼しくなる賢い使い方をご紹介します。
扇風機で『風通し』を良く
まず、「風の通り道」を作ってみましょう。戸建住宅なら、窓を開けて「風の通り道」を確保しやすいのですが、マンションでは、四方に窓を開けられず、「風の通り道」を作るのが難しいようです。
そこで、扇風機(サーキュレーター)の登場です。
寝室など風が通りにくい部屋では「窓際に扇風機を置く」 ことで、外気の涼しい風を呼び込めます。
入れるばかりでなく、ドアを開けておくなど「風の逃げ道」を確保 しましょう。
天井付近に溜まる淀んだ空気も、扇風機を時々上に向けて、追い出しましょう。
寝る前にこうしておけば、室温も外気並みに涼しくなり、タイマーで15分程度扇風機を掛けるだけでもかなり効果がありますよ。
扇風機+『気化熱』でパワーUP
水が蒸発するとき、周りの熱を奪ってそこが涼しくなることを『気化熱』と言います。
扇風機に『気化熱』をプラスすると、一層涼しくなりますよ。
具体的には、扇風機の前に濡らしたタオルや、凍らせたペットボトルを置いて扇風機を使います。
すると、扇風機+『気化熱』で涼しい風が吹いて、快適です。
◆"おばあちゃんの知恵"で涼しく
クーラーがなかった頃、どうやって暑い夏をすごしていたのでしょうか。まず、服装です。「麻やクレープ生地」の肌触りがさらっとした部屋着で涼しく。今年注目のステテコや、浴衣も良いですね。
家の中では、季節ごとに「御簾」を使った風通しの良い建具や「のれん」に入れ替え、風通しを良くしていました。
また、照り返しや西日を和らげる「すだれ」を使って「見た目の涼やかさ」も演出しています。
風呂の残り湯や雨水を、庭やベランダに「打ち水」すると、水が蒸発するときの「気化熱」利用で、周りの温度を下げます。正に「エコで涼しく」ですね。
うちわや扇子などの小物、耳から涼しさを感じる「風鈴」や、見た目が涼しい「ガラス食器」にそうめんなど盛る、涼しさの演出も見習いたい"おばあちゃんの知恵"ですね。
2011年8月 8日 13:00
基本的な整理収納必勝法
整理・収納アドバイザー 中田 香苗(なかだ かなえ)
整理収納アドバイザー 1級/プロフェッショナルコーチ
暑さの中、ちょっと動くだけですぐに汗びっしょりになりますね。
お子さんのいるご家庭では、区切りの付けづらいすっきりとはいかない時期・・・、
だって、夏休みですものね。
夏は暑いからこそ、汚れを落とす掃除に適している季節です。
お片付けをしていると、あちらこちらに気になる汚れを発見します。
どうしてこうも汚れるのか?と思ってしまうほど。生活するとはそういう事なんでしょうね。
水が気持ちよく、洗う作業も心地よく、太陽は燦々と降り注ぎカラリと乾燥完了です。
カビ・ダニの好む湿度も、夏にリセットできますね。
このように環境を整える掃除と整理収納は、密接な関係にありますが、目的は別のもの。
掃除と整理収納は別々の作業になります。勿論、インテリアも。(「まぁ、ちゃんと」も、各専門の先生方がいらっしゃいます。)
この辺りをごちゃ混ぜに考えてしまう方も多く、 「整理収納を進めたいけれどどうも上手くいかない」となってしまいます。
まずは、この辺りの頭の整理から~。
考え方の整理をする
● 整理とは、不必要なモノを取り除くこと● 収納とは、使うモノを取り出しやすく、戻しやすく収めること
● 掃除とは、清潔にする 磨くなどの綺麗にすること
● インテリアとは、室内などの装飾
となります。
モノがごちゃついた環境では、掃除も滞り、時間がかかります。
理想のステキなインテリアにしたくても、現実には日常のモノが溢れ、好きなインテリアを際立たせることは、難しくなります。
あらためて整理収納は、暮らしの基本だと感じてきませんか?
整理収納が苦手で、日頃から私には無理と感じている方は、整理収納の整理の部分から、始めてください。
そして、今、私は何をしているのか?を明確にします。
例えば、モノの整理をしている時に、収納やインテリアのことも一緒に考えてしまうことで、うまくいかない気持ちがしてきます。
あまり考えずに、整理(不必要なモノを取り除き、必要なモノを把握する)に集中してください。
理想のイメージについて
皆さん、それぞれに整理収納の理想のイメージをお持ちです。
インテリア雑誌に載っていたお部屋のように
モデルルームみたいにスッキリと
スイートルームもいいわ~
とイメージが広がりますね。
このように、以前見たことのあるステキなイメージを視覚的に画像でイメージをしている方!
その理想を持ち続けて、整理収納を頑張ろう!と意欲を持つことは大正解です。
が、それをそっくりそのまま真似しようとすると、整理収納の整理(不必要なモノを取り除くこと。モノを見直し分ける作業)をせずに、または曖昧なまま、いきなり収納やインテリアも一緒に何とかしようと考えこんでしまうということがあります。
そして、なかなか理想に近づかず途中から迷ってしまうのです。
やっぱりここでも、単純に整理収納の整理から考えます。
理想に執着し過ぎず(でも、忘れずに)、まず初めの一歩を進みます。
また、体で感じる理想をイメージされている方もいます。
私がお聞きした中で、多かったイメージは
「心地よく整ったリビングでお庭を見ながら、ゆったりと美味しい珈琲を飲んでいる私」
至福の時を体で感じ味わっている様子に、珈琲の香りまでしてきそうです。
この至福のイメージを持ち続けて、やる気アップに繋げてください。
理想とするイメージはそれぞれに違います。
どちらも自分の幸せのイメージを思う存分描いてくださいね。
理想へ向って、整理収納の段階を上っていくだけです。
モノ事は、何でもシンプルに!
そして、諦めないことが一番の整理収納必勝法かもしれません。
2011年8月 1日 13:00
シンプルが一番!
ハウスクリーニングアドバイザー
高橋 敬子(たかはし けいこ)
NPO法人ハウスクリーニング協会理事
ハウスクリーニングアドバイザーの高橋敬子です。
最近つくづく感じるのですが、すべてのモノに対して「昔ながらのシンプルが一番!」だと思うのです。
便利さを追求すればするほど、リスクも高くなる。であれば、そこそこ不便であってもリスクは少なくていい、と。
原発事故にも通じますね?!
日頃仕事で触れることの多い住環境設備について言えば、何でここまで複雑にする必要があるのかな?とか、モデルハウスではかっこよく見えたけど、実際住んでいくことで積もる汚れはどうやって取ったらいいの?などなど思うことがあります。
今回はそんな住宅設備に関してこれまでの経験を通し、これは掃除しにくい、できない、というものを各パーツごとに勝手にランキング?シリーズでまとめてみました。
皆様の今後の新築又はリフォームの際のお役に立てれば幸です。
●キッチン換気扇
吸引力を高めるための構造が複雑になっているため、お手入れがしにくい。
そのため吸い込みが悪くなり、油煙が室内に付着し壁や棚がベタベタしてくる。
特に天板付タイプは、その天板を洗う際シンクからはみ出て洗えない。
設置部分が外に面しているなら、昔ながらの「プロペラ式換気扇」が一番ラクですよ。
●浴室の扉や壁面がガラス張り
キレイでかっこいいガラス張りバスルームですが、日常使用することで水垢がたまり真っ白状態に!
鏡でもおわかりのように、水垢は一度付着しはじめるとなかなか落としにくくなります。
いつも水を拭いて出れば少しは予防できますが、毎日のこととなると難しいですね。
*浴室内の壁面や浴槽が、濃い色(茶系や紺系)のタイプも同様、白い水垢が目立ちますよ。
●トイレの便器と便座の隙間
ワンタッチで便座がずれてお掃除しやすいタイプもあるので、こちらは便利です。
タンクと一体になっている便座タイプ(自動的に便座のフタが上がるタイプ)は、便器と便座の隙間の汚れが落とせず、雑菌を増殖するばかり。
中には、レバーで上がるタイプもありますが、住人がそのやり方すら知らなかったケースもある。
販売者は、お手入れケアーの面で、もう少し説明を加えていただければいいのですが・・・
●洗面台の天井まである大きな鏡見た目はかっこいいのですが、鏡を拭く時は上まで届きません。
脚立があれば届くのですが、その前にそんな大きなもの必要なのかな?
あと、洗面台は2つあるのに、雑巾などを洗う洗面ボウルがない。
トイレの雑巾は皆さんどこで洗っているのでしょうか?
●アコーデオン式網戸
普段は折りたたみなので邪魔にならず大変便利です。
が、付いた埃を取り払うことは、アコーデオンになっているのでとてもとりにくいのです。
まして外して洗うこともできないですし・・。
やはり、シンプルタイプが一番いいですね。
そうそう、エアコンのお掃除いらずタイプも、実はカビ対策としては洗浄が必要なんです。
プロに頼んでも'お掃除いらず用'の複雑設計により、通常の数倍費用がかかってしまうのですよ。
やはり見た目や便利さよりも掃除のしやすさで選んだ方が、将来的に断然お徳だと思いませんか?
財産維持・健康維持につながるお掃除は、何よりの快適法だと思うのです。

