2011年10月アーカイブ

2011年10月31日 13:00

子供に伝えたいこと

中田 香苗(なかだ かなえ)

整理・収納アドバイザー 中田 香苗(なかだ かなえ)

整理収納アドバイザー 1級/プロフェッショナルコーチ

絵や工作など子供の作品をどのように片付け、保管したらいいのか?
皆さんは、どうされているでしょうか。
芸術の秋に相応しいこのお悩みは、子供の成長の証しであり成長と共に加速されていきますね。
時間が経ちモノの意味や目的が変化するので、子供の作品はいつしか親の思い出の品になっていくようです。
このように作品は、どちらかというと親の側の悩みかもしれません。
今月は、子供に伝えたい整理収納をお話いたします。
自分自身に苦手意識があり、子供に対して整理収納を教えられるのか?と悩んでいる方。子育て中は忙しくて、わかっているけど、なかなか行動が出来なくて・・・という方も大丈夫です。一緒に考えていきましょう。


「使ったら戻すお片付け」
こちらコラム_整理収納「子供に伝えたいこと」モノを使ったら、元の場所へ戻す
お片付けを子供に教えることは、とても大事なことです。
子育て中に、「片付けなさい~!!」と子供に言ったことがない人は、いないと思うんです。
片付けられない→叱られる→モノを押し込むだけで終り!
これでは、とりあえずの対処をしただけの繰り返しになってしまいます。
ついイライラして叱ってしまう時もあると思います。
だからこそ、出来た時は喜び、褒めながら、お片付けは楽しい・すっきりした笑顔が気持ちいいね~の気持ちが快になるスイッチがあることに気付けたら嬉しいですね。
大人になっても難しいこのお片付け。子育て中はイライラしてしまいがちですが、何度も言うのが当たり前ぐらいに思っていてちょうどいいと思います。
諦めずに、習慣にしてしまいましょう。


「整理収納の基本を伝える」
将来自立した時思い出して出来ればいい!ぐらいに思って(勿論、すぐに出来る上手なお子さんもいます。)気長に考えましょう。
整理収納の基本「よく使うモノが取り出しやすくなっていること」
いつもお伝えしている
整理とは、不必要なモノを取り除くこと
収納とは、使うモノを取り出しやすく戻しやすく収めること

順序よく覚えられるように、小さい時から遊び感覚で取り入れられたらスムーズです。
そして、お子さんに寄り添い、促してあげるといいでしょう。
何でもかんでも押し込んでしまうことが整理収納じゃないということ。
特に小さいお子さんの場合は、親がフォローする場面が多いので、親にとっても、ムリのないよう我が家の場合はどのようにしよう?と考えていきましょう。

ポイント
・子供の年齢や身体に合わせ、出来る範囲のことを考える
・分かりやすい(単純がいい)
・モノが多いと難しくなる(多い場合は、一番手のモノと二番手のモノを分ける)
・子供が興味を持てる工夫 (見た目の楽しさ、色づかい、好きなモノ)



お片付け=スッキリ気持ちがいい
中学生対象の整理収納授業をやらせてもらい気付いたことは、既に大人と同じ比率で、整理収納を苦痛に感じているお子さんが多いのです。
スッキリ気持ちがよくいられると、モノを大事にする心や自分のお気に入りにこめる想いなど、気付きが増え相乗効果が生まれていきます。
自分の安心の場所(テリトリー)の意識は小さい頃からあります。
(個室を持つという意味だけでなく) その場所を大切に考えて欲しいですし、自分次第で作ることが出来るのです。
スッキリの喜びを沢山体験して欲しいと願っています。

最後に、増え続ける特徴を持つモノたち、我が家のルールを考える参考に。
私の家では子供の作品は、飾ることで見て楽しんだ後は写真に撮ります。工作品は写真で残し、後は処分。
絵の場合は保管しやすいので、私の場合すぐには処分していません。
作品以外の思い出の品は、保管場所(範囲)を決め、その中に収まるようにしています。
また年度ごとに増えていくので古いモノから見直し、想いの薄いモノ、壊れてきているモノから処分の対象としています。

2011年10月24日 13:00

ストレス緩和カラー

 カラーコーディネータ すずか ちはや

日本色彩学会会員 / 日本メンタルヘルス協会認定カウンセラー

私たちの体はそれぞれ目に見えない電磁波や波長の影響を受けています。
その細胞ひとつひとつにも電磁的な要素が含まれており、そんな細胞が多数集まり、肉体が形成されています。
また、各神経や筋肉なども波長が大きく関係しており、細胞それぞれから発せられる波長で伝達も行われています。
中国や古代インドでは目に見えない電磁波や波長の影響で、からだの各臓器の働きが良好になったり、悪化したりすると考えられてきました。
その波長のひとつが「色」。各臓器には影響を与える(活性化させたり、穏やかにしたり)色があり、それをヒーリングに使っていくのです。
今回はそのほんの一部の例をご紹介します。

こちらコラム_カラーヒーリング「ストレス緩和カラー」体のパーツにエネルギーを与える色として、頭・耳・目・鼻には「紫」。肩・のど・一部の目や耳や鼻には「青」。胸・肺には「緑」。胃・腸には「黄色」。肝臓・腎臓には「オレンジ」。子宮には「ピンク」。下半身・血行促進・血液循環には「赤」
このような色たちはそれぞれの活性化やホルモン分泌を促すといわれています。
人間の体は部分的にストレスを与えることにより、バランスが崩れ病的に変化していきます。
ですから、部分的に酷使している箇所に対応している色を使ったり、また、その色の反対色(補色)を使ったりして、ストレスを緩和していく考え方をしていきます。

不眠には「青」ですが、自律神経が休まらず、頭が冴え、耳も目も鼻も敏感な状態が平行している場合がには「紫」で整えましょう。紫色のラベンダーの香りでテンションを下げおちつかせるのです。
ストレスが原因で便秘・肌荒れがあるときは、胃や腸の働きがうまくいっていないことも。「オレンジ」で活性化させて、毒素を対外に排出させましょう。
立ち仕事で下半身がむくむときには「赤」の反対色の「緑」「青」でエネルギー大になっている状態を軽減していきます。青や緑を連想させるミントやメンソールで、下半身をマッサージしたり、ぺ二キュアを青や緑にしてみるのもいいでしょうね。
生理痛のひどい人は普段の生活からホルモンバランスの安定のために「ピンク」を使い、つらい気持ちをすこしでもやわらかくしていきましょう。

ただし、色はあくまでもヘルパーにすぎません。色が病気を治すのではありません。治りたい気持ちがなければいい方向には向かいません。
その色を身に着ける・見る・食べるなどして、気分が前向きになることが良い結果を招く要素になるのです。


2011年10月17日 13:00

分けるセンスを磨く

渋川 真希(しぶかわ まき)

整理・収納アドバイザー 渋川 真希(しぶかわ まき)

整理収納アドバイザー1級/インテリアコーディネーター/

福祉住環境コーディネーター2級

さて、突然ですが皆さん片づけ上手になるためにはいったい何が必要だと思いますか?
潔く捨てること?収納テクニック?
実はこれらよりももっと大切なことがあります。
それは物を分類する「分ける」センスを持つことなんです。

整理や収納が苦手な方の多くが物を分類するときに手が止まります。
どんな風に分けていったらいいのか?何と何を一緒にまとめたら使いやすいのか、またどんなくくりで分類していったら見当をつけやすいのかを考えるのが難しいようです。

分けるセンスを磨く第一段階は「いる」「いらない」ではなく
1.「使っている・使う予定がある」
2.「使っていない・使えない」

で分けてみることです。

こちらコラム_整理収納「分けるセンスを磨く」第二段階は分けた物をさらに細かく分けていきます。
基本的には2.は元の場所には戻しません。2.の中で「処分」「譲る」「売る」などの分類が出来ますね。
そして使う物たちの1.をさらに細分化します。
例えば缶詰。大きなくくりで言えば缶詰ですが、さらに分類していくとサバの味噌煮やツナ缶、コンビーフなどの「主菜」、ホールコーンやホールトマトの「副菜」という分け方が出来ます。
この分け方だと違和感があるという場合にはサバの味噌煮、ツナ缶、コンビーフを「肉・魚」、ホールコーンやホールトマトを「野菜」と分けることも出来ます。
このように自分が使うと時にどんな分類だと見当がつきやすいかを考えて分けると良いでしょう。
分け方の答えは一つではないので色々と試してみましょう。

第三段階は見直しです。
整理して分類したつもりでもいつの間にか面倒になって乱れてしまうという場合には「分ける」その分類自体が曖昧で判断に迷う分け方だったという問題があるのかもしれません。
誰が見ても「これなら納得!」の分類が出来るようになれば、収納するときに迷うようなこともなくなるはずです。
乱れる時には分類を見直してみましょう。

分けるセンスを磨くためにはとにかく「どう分けたら・まとめたら使いやすいか?」を考えて実行するに限ります。
実際に物を分けながら考えるのもいいですが、物が多すぎるとそれも大変!
出来れば紙に大分類(缶詰)→中分類(肉、魚・野菜、豆)→小分類(コンビーフ、ツナ缶...)と書いていってみると頭も整理でき、実際の分類作業も手早くできるようになります。

最近の食料品はレトルトやインスタント食品以外にも、お惣菜の素やデザートの素などがあり分類に迷う物が多数ありますよね。
食品の分類に悩んだときはスーパーに行って陳列棚を観察してみるのをお勧めします。
分け方のヒントがきっと見つかりますよ!

使っていない物をより分けるよりも、まずは使っている物を使いやすく分けることからチャレンジしてみて、分けた後の使いやすさを実感して欲しいと思います。

2011年10月 3日 13:00

暮らし拝見『武相荘』

岡部 文絵(おかべ ふみえ)

インテリアコーディネータ 岡部 文絵(おかべ ふみえ)

インテリアコーディネータ/インテリアプランナー/カラーコーディネータ

◆ 文化・芸術の秋、お友達を誘ってお出かけしませんか?
こちらコラム_インテリアコーディネート「暮らし拝見『武相荘」』気の合う仲間と、文化・芸術の秋を満喫しに「お出かけ」をしてみませんか?
白洲次郎・正子が暮らした町田市鶴川にある『武相荘』をご存知でしょうか。
日本文化を愛する二人の暮らし振りが感じられ、季節ごとに何か発見があるお勧めの「お出かけ先」です。

10月11月は、庭や邸内の竹林に「萩」「彼岸花」「紫式部」など、色とりどりの秋を見つけることができます。
中でも珍しいのが、この民家が建てられた頃からある「大木の禅寺丸柿」、丸くて小さな柿の実は、富有柿など大きくて甘い柿の元になった原種だそうです。

緑に囲まれた茅葺屋根を観ていると、昔の鶴川村を彷彿とさせます。
白洲次郎・正子に関する詳しい情報は、ホームページ『武相荘』に載っています。


◆ 白洲次郎・正子が暮らした『武相荘』拝見
こちらコラム_インテリアコーディネート「暮らし拝見『武相荘』」英国ケンブリッジに留学した次郎、米国ハートリッジに留学した正子の洋式生活の体験が、日本文化の良さを再認識させ、洋の合理性を上手く取り入れた「暮らし」を楽しむことができたのではないでしょうか。
二人は、築数百年の農家を自分たちのライフスタイルに合わせてリフォームしました。
土間は、タイルを敷いて床暖房のあるリビングに、暗い室内に窓を切って暖炉を設けました。70年も前に、床暖房の発想はすごいですね。

この家で二郎は、自ら畑を耕し、野菜作りに励みました。
次郎手作りのフロアスタンドや子供たちのために作ったおもちゃ箱、名前入りのダイニングワゴンなど見ると、良き夫、良き父であっただろうと微笑ましくなります。
また、リビングや座敷には「器は使ってこそ活きる」と正子が言っていたように、骨董として集めた器に料理が盛られ、四季の演出がしてあります。
燭台を花活けに見立て、天井から吊るすなどの演出、玄関脇の大瓶には季節の花が、老舗旅館の玄関の様に大胆に活けてあります。

この様に、いたるところに「生活を楽しむ工夫」がなされています。それを発見するのも楽しみです。
海外留学経験がある二人だからこそ「洋のシンプル空間と和の合理性」を目指したのかもしれませんね。


◆ 暮らしを楽しみましょう~
元は暗く古びた農家だったのが、「暮らしを楽しもう~」という住まい手の気持ちと工夫で、こんなにも住み心地をよくできるのですね。
奥様の美的センスでインテリアコーディネート、それをご主人が助けて作り上げる。
半世紀も前から、夫妻で家を住み心地よく大切にしてきた、白洲次郎、正子夫妻を見習って「暮らしを楽しみましょう~」
料理は器に合わせて、四季折々の演出を食卓にする、キャンドルやテーブルスタンドを使って灯りの演出をしてみるなど、ちょっとした工夫で暮らしが楽しくなります。

また、白洲家は、骨董の青山二郎、評論家の小林秀雄、河上徹太郎など、多くの来客がありました。
まずお部屋をきれいに掃除して、お花も飾って、お料理は何がいいかなぁなど、お客様を喜ばせることが励みになって、お家がどんどんきれいになっていく!
来客をもてなすのは大変だからいや、という発想より「来客が多いと住まいがきれいになる」というプラス思考にしてみてはいかがでしょうか?!