2011年12月アーカイブ
2011年12月26日 13:00
来年に向けて『省エネ・節電で暮らし上手になろう~』
インテリアコーディネータ 岡部 文絵(おかべ ふみえ)
インテリアコーディネータ/インテリアプランナー/カラーコーディネータ
今年を振り返ると、東日本大震災や豪雨など天災が相次いだ年でした。
そのため、復興・発展に向けて様々な取り組みが、家庭でも企業でも行われてきました。
中でも頑張ったのが『省エネ・節電』でしたね。
例年以上に暑かった今年の夏でしたが、エアコン設定温度を高めにする、こまめにスイッチを切る、使っていない機器のコンセントを抜く、消費電力の低い機器に替えることなどの努力で、節電目標15%を達成しました。
冬場のエネルギー消費はどうでしょう?
冬は家にいる時間が長く、電気やガスを使う暖房に加え、暖まりたいとお風呂を頻繁に沸かします。
したがって、冬場にエネルギー消費が高くなる傾向があります。
また、夏場の電気消費量ピークは、オフィスでエアコンを稼働させる2時頃と1回だけでしたが、冬は帰宅して夕食の支度を始める18時頃から21時頃のピークに加え、朝起きて暖房のスイッチを入れる6時頃から、朝の支度をする8時頃までと、家庭では2度電気消費のピークがあります。
夏はオフィス・工場での節電がポイントでしたが、冬は、家庭での「省エネ・節電」が大切なのですね。
◆省エネのポイント
1. 建物の断熱(熱が逃げやすい処を断熱する)
2. 性能・効率の良い機器に替える(エアコンやガス給湯器など省エネ対策が進んでいます)
3. 省エネ生活の実践(暖房の設定温度や着るもので温度調節など)
◆家庭で簡単にできる省エネ・節電対策
≪その1:照明≫
今年の節電需要から、性能・価格とも使いやすくなったのが『LED照明』です。60W消費の「白熱球ランプ」を使っていた照明器具を13W相当の「電球型蛍光灯」に替えれば4~5分の1に節電できます。
これを「LED」にすると4~5W相当ですので、消費電力は白熱灯の10分の1以下に抑えられ、しかも長寿命なので経済的です。
ランプを取替えたついでに、照明カバーの掃除もしておきましょう。これだけで明るさがUPします。
また、食事中はダイニング用コードペンダント照明だけ点灯する、寝室は枕元のスタンドのみにする、家の照明を暗めにしてみるなどスポット照明にすると、 「思ったより暗くない、雰囲気が出て落ち着くね」という方が多いようです。
考えてみると、日本はこれまで明るすぎたかもしれません。
ヨーロッパやアメリカでは「眩しいほど明るいと目が悪くなる」といって、暗めの照度が好まれています。
人間の目は「慣れる」ということができます。
明るい照明を使い続けて、いきなり暗めの照明にすると、しばらくは「暗い」と感じるかもしれませんが、次第に慣れてくるものです。
食後のダイニングや寝室にナイトスタンドを置くことで『節電にもなる暗め照明』一度試してみませんか。
スポット照明にすると、部屋の全体が見え辛いので「部屋が広く感じる」という効果もありますよ。
≪その2:窓の断熱≫
エアコンの設定温度を「冬は低め」にすると同時に、温かい熱が外に逃げないよう『断熱を良くする』ことが大切です。ポイントは"窓"です。
窓に何の対策もしないと、なんと48%もの熱が窓から逃げて行ってしまいます。
一番良いのは「内窓を付けて二重サッシにする」「ペアガラスや真空ガラスに交換」など、断熱に優れた窓にすることです。
二重サッシなど窓断熱に替えると、商品券等が貰える「住宅エコポイント」が復活しましたので"チャンス"ですよ。
樹脂製のため結露しない、外の窓との間に「空気層」ができるから"断熱"になるので「二重サッシは省エネ」なんです。
もっと手軽にできる断熱が厚手のカーテンに取替えることです。
暖色系の色や大きな花柄など、楽しい雰囲気のものを選ぶと見た目も暖かくなりますよ。
突っ張りポールなどを利用してもう1枚カーテンを追加しますとより断熱効果が上がります。
床まで届く長めのレースなどで変化を付けると、断熱と共にひと味違ったおしゃれな空間になります。
夜が長い冬は、普段外側に掛けるレースを部屋内に掛け替えると「いつもと違うおしゃれなインテリア」が簡単にできます。
カーテンボックスも効果的、夕方は早めにカーテンを閉めて暖かさが逃げるのを防ぐといいですよ。
≪その3:省エネ生活≫
寒いなと感じたら「もう1枚着る」
セーター1枚で、2°Cプラス、靴下や室内履きで0.6°Cプラス。これでエアコンの設定温度を1°C低くすると、約10%の省エネになると言われています。
家族で色違いの「ブーツソックス」を履くのも楽しいですよ。
夏は扇風機が人気でしたが、冬は「こたつや石油ストーブ」が流行るのではないかと思っています。
こたつや電気マットの下は断熱マットで保温効果UPさせましょう。
ソファの足元にラグやカーペットを敷くと、見た目も暖かく保温効果が上がります。
湯たんぽやポケットカイロも『節電』になりますね。
その他、お風呂は間隔を空けずに続けて入るようにする、風呂ふたは発砲スチロール等が入った断熱風呂ふたにする、トイレの暖房便座はその都度ふたを閉めることで省エネになります。
◆普段から「省エネ・節電」を心がけるという気持ちが大切です
「省エネ・節約」というと、なんだか侘しく辛い印象がありますが、生活のいろんな場面で「こうすれば節約になるかもしれない」と発見する喜びもあると思います。
「省エネ・節約」に役立つアイディアを見つけたら、お友達に教えてあげましょう。
また、まぁ、ちゃんと。『くらしのレシピ』に投稿下さるのも嬉しいです。
来年に向けて、家族みんなで「省エネ・節電」で暮らし上手になりましょう~
2011年12月19日 13:00
キーワードから問題が見えてくる
整理・収納アドバイザー 渋川 真希(しぶかわ まき)
整理収納アドバイザー1級/インテリアコーディネーター/
福祉住環境コーディネーター2級
整理収納アドバイザーの仕事を始めて6年になりますが、数多くのお客様のお宅に訪問する中で気づいたことがあります。人は気になっていることを解消しようと、それに関する物を多く持ってしまうという事です。
例えば家が汚くてお掃除をしなければと思っているお家には多くのお掃除用品や各種洗剤が大量にあったりします。
しかし実際にはそれを使いこなせていないという現状。
ダイエットと整理は非常に似ていますね。
痩せたいと思っている人も多くのダイエット関連商品を持っています。
それを手に入れた瞬間にさも問題が解決したかのように満足してしまいますが結局、問題は何も解決していないのです。
衣類を数多く持ってしまう人は実は自分に似合う物を探してあれこれ持ってしまうという事もあるようです。
お片づけが苦手な人が本屋さんで「収納」や「お片づけ」のキーワードに引き寄せられて本を買ってしまうのもそうですね。
あなたが気になってしまうキーワードはなんでしょう?そこにヒントが隠れています。
こうやって見ていくと、つい買ってしまう物の裏には解決したい問題が潜んでいることが見えてきます。
その問題がはっきりしたなら、解決のために必要な「モノ」や「コト」は何なのか考えてみましょう。
お掃除の場合はシンプルな道具(モノ)でのお掃除の実行(コト)かもしれません。
似合う服(モノ)がわからないのであれば自分に似合う服を知るためにスタイリストに買い物同行を依頼し、その服を手に入れる(コト)方法もあるでしょう。
今まで問題を解消しようとして費やした費用を数値化することもおすすめします。
あなたの家の収納本の合計金額はいくらになるでしょう?!
問題の本質を見極めて、それを解消するために必要な「モノ」と「コト」を見つけられたら、今まで手に入れたそれらのものを見直します。
「なぜ使わなかったのか?」自問自答してみましょう。
もう使わないと思ったらリセットのつもりで手放し整理します。または使うことを再チャレンジしてみましょう。
問題解決のために必要な「コト」は来年の目標にしてみるのもいいですね。
苦手や問題を解消してランクアップした自分に出会いましょう!
2011年12月12日 13:00
あったかい色と節電
カラーコーディネータ すずか ちはや
日本色彩学会会員 / 日本メンタルヘルス協会認定カウンセラー
その傾向は現在でも続き、「冬の節電」も声高になってきていますね。
今回は「あったかい色」のカラーヒーリングの提案です。
ある工場で、作業員から工場内が寒いという苦情が出ました。
そこで、場内の室温を3度ほど上げたのですが、寒さは軽減されず、作業場の寒色系の壁や床をオレンジなどに塗りかえたところ、今度は「暑い」という苦情が出たので、空調温度をもとの温度にもどしたという例があります。
色彩は目で感じるだけではなく、肌でも感じることができます。
色は電磁波の一種であると以前お伝えしたことがあると思います。
人の目に見える一番長い波長を持つのが「赤」で、一番短い波長が「紫」。
この色の範疇(赤~紫の虹色の7色)を「可視光線」といいます。
そして、その範囲の外には体を温めることのできる「赤外線」や日焼けの影響をあたえる「紫外線」というものがあり、一般にも耳慣れしている光線が科学的にも一般の生活にも多く利用されていますね。
「赤」や「オレンジ」は光の波長でいうと長波長。人間の交換神経に作用し、人を戦闘的・活発に行動させる影響をあたえ、「アドレナリン」というホルモンの分泌を促進させることは科学的にわかっています。
そして、長波長の光=色は体を温めやすく、血流を円滑に促すという効果も期待できる色なのです。
「赤パンツ健康法」という言葉をご存知でしょうか。
年配の方や長期療養中の方、冷え性で悩む女性を中心としてここ数年前から流行していますね。
赤い下着を身に着けると、「心も体も活力がわき、元気ややる気が出る」といわれています。
特に、おヘソの下3センチの丹田といわれる生命エネルギー「気」を蓄えるチャクラに赤を反応させることにより、体温上昇や血行促進、ホルモン分泌の活性化など体の機能を盛んにさせていきます。
このように、「赤」「オレンジ」の「暖色系」は「あったか効果」が期待できる色。
下着では丹田を覆う腹巻や肌着、先端の冷えを感じやすい手足のくつ下や手袋を、ガウンや半纏などの防寒着を、また、赤い食べ物を食べたり、カーペットやラグなど、肌から、目から、内臓から「赤」をはじめとする「暖色系」を意図的に使っていくと、健康的な体温の上昇とともに、室温を上げ過ぎず「節電」にも貢献できるかもしれませんね。
2011年12月 5日 13:00
新年を気持ちよく迎える!今から間に合う整理収納
整理・収納アドバイザー 中田 香苗(なかだ かなえ)
整理収納アドバイザー 1級/プロフェッショナルコーチ
これだけはスッキリさせたい!と、日頃から思っている事はありませんか?
一年であっという間に溜まってしまうモノ達。
量があると面倒に感じてしまいますが、やっていくことはシンプルです。気楽にいきましょう。
● 年末だからこその、不必要なモノを取り除く
年末だからこそ、
「やっぱり今年も使わなかった」というモノが明確になります。捨てることが苦手な方も、この時期だからこそ思いきれるモノはありませんか?
自分にとって不必要なモノとは、何でしょう?
一年使わなかったモノなのか?持っていることで、ストレスに感じるモノなのか?
自分にとっての不必要なモノ・ルールを作ることが整理収納には必要です。
<方法>
場所別・・・家の外物置、各部屋、場所ごと、区切って見直しましょう。
場所別に更に細かく区切って考えます。(上段、中段など)
モノ別・・・靴、書類、衣類など、各モノ別に見直します。
使用頻度の高い気になっているモノはありませんか?
また、大きなモノから取り除くと不必要な大モノがどくことで、スペースが生まれ整理収納しやすくなりスムーズです。
目的別・・・効率よく生活する為の、運気アップする為のなど、それぞれの目的に合わせて不必要なモノを取り除きます。
目的意識や個人的感情が強くあることで、見直しが進め易くなります。
不必要なモノを徹底的に取り除くことで、スッキリ度が格段にアップします。
そして、日常のムダの傾向が分かりモノの買い方や持ち方への気付きが生まれます。
● まとめる
あちらこちらにあるモノをまとめる。
何の為にここにあるのか?モノの定位置には、理由が必要です。
意外と、「何でこれがここにあるのか?」と、あちらこちらに、様々なモノが点在しています。
とりあえず置いた位置が、ずっとそのまま定位置になっているパターンです。
このモノは、何の為にどこで、誰が使うのか?それによって、目的別・場所別・人別にまとめていきます。
まとめることで、モノの存在を把握し確認ができるようになります。
収納用品の使い勝手はどうか?モノと収納用品が合っているのか?などもよく分かります。
● きちんと感を出す
視覚効果を使って、見た目をきちんと整えていきましょう。
来客目線になって、玄関などの来客スペースを重点的に見直し、雑多に見えるモノを取り除いたり、隠すなどしていきます。
モノが沢山あるだけで、雑多に見えてしまいます。
隠す収納のバランスが多い方がスッキリ度もアップ。
他、モノ(収納用品など)の色や素材感の統一もかかせません。
目線のいきやすい箇所を重点的に見直しましょう。
スッキリとした空間には、自然とモノを放置しづらくなります。
モノも自分も、今から動いてみましょう。
家族みんなで家やモノと向き合う時間が大切です。
自分達の生活がここで成り立っていることへの感謝の気持が芽生えます。
また、一緒に取り組むことで、どこに何があるのかが自然に分かりますし、家族に周知することも出来ますね。
今年もコラムにお付き合いくださり、本当にありがとうございます。
いつも繰り返しお伝えしたいこと。暮らしや豊かに生きる為のひとつの方法として、整理収納をお役立てくださったら、心から嬉しく思います。
そして、こうでなくてはならない!とか、自分は整理収納が下手だからといった思い込みの枠は必要ありません。
自分らしく(無理なく)自分に合った方法を試して見つけてください。
来年もまた、更に幸せな笑顔でいられますように。

